
結婚式では様々な挨拶があります。
披露宴の最初の挨拶ウエルカムスピーチ、結びに感謝の気持ちを込めた謝辞、ゲストからお祝いのスピーチ、など結婚式にはたくさん挨拶をするシーンがあります。
自分が結婚式に招待された時に聞いたフレーズをそのまま使用したり、ネットを調べて、本を読んで…など情報をたくさん仕入れて考えていることと思いますが、実はNGフレーズといわれるものがあります。自分では気をつかったつもりが、実は失礼な表現になっていたり、同じ言葉でも列席者が受け止める印象が違ったり…なんてこともあります。どの表現ならいい、悪いなどは一概には決められませんが、ついうっかり…など失礼のないように慎重に言葉を選んでいきましょう。
NGフレーズ1
「本日は何のおもてなしもできませんでしたが…」
結婚式ではよく聞くフレーズですが、これは間違った謙遜の仕方と言われています。ゲストを招待しておきながら何のおもてなしもできませんでした、と言うのは相手に失礼にあたります。自分たちなりの精一杯のおもてなしをしいました、という気持ちを伝えるようにします。
↓おススメ言いかえフレーズ
「私どもなりのおもてなしをさせて頂きましたが…」
NGフレーズ2
「私たちは共働きになります。家庭では主婦業もこなさなければならない新婦の負担は大きいと思いますので、出来る限り家事は手伝いたいと思っています」
一見問題なさそうに見えますが、今はもう少し気を付けた物言いをした方がおススメです。この文章から、家事を協力するという姿勢は伝わってきますが、前提として家庭の仕事は基本的に妻がする仕事、という風に聞こえます。共働きをするのであれば、手伝いではなく、二人で協力していく、という方が望ましいのではないでしょうか。
↓おススメ言いかえフレーズ
「私たちは共働きになります。仕事と家庭の両立は大変だと思いますが、二人で力を合わせて頑張りたいと思います」
NGフレーズ3
「こうして無事に結婚することができ、やっと私も一人前になれたような気がします」
列席者の中には、社会的地位をもつ独身者もいるでしょうし、正式な結婚をしない事実婚の夫婦など、結婚に対する考え方は人それぞれです。状況にもよりますが、結婚しから一人前という表現はなるべく避けるようにしましょう。
↓おススメ言いかえフレーズ
「こうして無事に結婚することができ、やっと私も親に安心してもらえたような気がします」
NGフレーズ4
「彼女は7つも年上ですが、年の差を感じません」
普段、年齢のことを気にしない女性でも、大勢の前で強調されると嫌な気持ちをもつ可能性もあります。絶対にNGではありませんが、話のテーマに関係ないのなら、あえて年上であることをふれる必要はありません。また、ふれる場合でも具体的な年齢まではいれなくてもよいでしょう。
↓おススメ言いかえフレーズ
「今まで年上の彼女に甘えていた部分もあったと思いますが、これからは夫として、私がしっかり彼女を支えていきたいと思います」
NGフレーズ5
「実は子供ができちゃいまして…」
おめでたを報告する時は照れがあっても茶化さずにきちんとした言葉で伝えることを心がけましょう。
↓おススメ言いかえフレーズ
「新婦のお腹には新しい命が宿っており、来年には父親と母親になります」
NGフレーズ6
「〇〇さんはちょっと頼りないところがあります」
相手の性格などについては無しをするときは、相手の身内が聞いていることも考え、卑下するような言葉を使わずいい印象を与える言葉を選ぶようにしましょう。
↓おススメ言いかえフレーズ
頼りない→優しすぎる
頑固→意志が強い
調子がいい→人あたりのよい
今ご紹介したフレーズ以外にもたくさんの言葉がありますので、自分にしっくりくる言葉を選び、結婚式本番にしっかりとした挨拶ができるように準備をしていきましょう。