家族婚・少人数結婚式 テーブルコーディネート

家族婚や少人数結婚式でのテーブルコーディネートについてご紹介していきましょう。

最近、人気の家族や少人数だけで行う結婚式。挙式の後には会食(食事会)を催すことがほとんどです。招待した人数に合わせて、会場のレイアウトやテーブル数、テーブルの形などを決めていきます。一般的な結婚式の披露宴とは会場の広さなども異なりますので、家族婚・少人数婚ならではのコーディネートをして楽しみたいですね。

 

この記事のもくじ

テーブルコーディネートの準備

➀ゲスト人数を決める

まずは結婚式に招待する人数を決めましょう。家族だけの8名ぐらいか、親族含めた20名ぐらいか、など人数により用意する会場も変わってきます。少しゆとりのある会場の方が過ごしやすいので、20名前後としておき、収容人数が30名ぐらいの会場を選ぶのがおススメです。10名以下の人数ではスイートルームを使ったり、最上階のレストランの個室、ガーデン付きの部屋…など非日常を感じられる空間も用意されているようですよ。

 

➁会場のレイアウトを考える

選んだ会場ごとにおススメのレイアウトが用意されていますので、そちらを参考にして決めていきます。

家族婚・少人数結婚式の場合、

・長いテーブルを繋げた晩餐スタイル

・メインテーブルと円卓の披露宴スタイル

この2種類が主流になります。

 

こちらが長いテーブルを繋げて一列にした晩餐スタイルです。10~20名様ぐらいの家族婚・少人数結婚式におススメです。親族など全員が見渡せて距離も近いのでとても会話がしやすいのが特徴です。新郎新婦のメインテーブル(高砂)を用意せず、この長いテーブルの中に一緒にいるので、緊張感もなくリラックスしてお食事を楽しむことができます。

長方形のテーブルを使った時の席次は↓

 

このスタイルが一般的です。

向かって左側が新郎、右側が新婦の席になり、新郎新婦は正面に、両家の親は末席に座ります。➀の席は親族、友人などが座りますが、ごく近しい親族だけの場合は、親が➀の席に座ることもあります。どのような配席がよいかは新郎新婦と家族で話し合って決めるようにしていきましょう。

 

 

こちらはメインテーブル(高砂)と円卓を使ったスタイルです。結婚式の披露宴と同じようなスタイルです。披露宴の円卓は1テーブルに8名前後座ることが多いですが、レストランなどでは1テーブルに4~5名ぐらいが座るので、アットホームになりやすくなります。家族単位や友人単位でグループを作れることができるので、気兼ねなく過ごせることが特徴です。

円卓を使った時の席次は↓

 

 

このスタイルが一般的です。

長いテーブルと同じように両家の親は末席に座ります。親族だけの場合は、おじさん、おばさんが新郎新婦の席近くに座ります。(友人がいた場合は友人が座ります)

 

長いテーブルを使ったテーブルコーディネート例

■長方形のテーブルを使ったコーディネート例

長いテーブルを使ったコーディネートをする時のポイントは

・テーブルの幅を考えて装飾する

・プレートやグラス、ペーパーアイテムとのバランスを考えて装飾する

・キャンドル、写真たて、小さい流木、ランプ、本など小物を効果的に使って装飾する

 

このように中央に隙間なく装飾するととても豪華な印象になります。こちらはビタミンカラーのオレンジ・柿・ぶどう・グレープフルーツ・りんごなどのフルーツをたくさん取り入れてフレッシュでジューシーなテーブルコーディネートです。8割がフルーツで2割がお花&葉という、初めての試みでした。フルーツはすべて本物を用意したので、結婚式後にはゲストにお好きなものをお持ち帰り頂くことができとても喜ばれました♡遊びゴコロいっぱいのテーブルコーディネートに仕上がりました。

 

大きな窓からは自然光がたっぷりと降り注ぐ明るい会場なので、コーディネートは白+グリーンのナチュラルな装飾を心がけ、アクセントに薄い紫とブルーを取り入れましたテーブルに置かれたショートプレートの色味とも合わせました。だいたい4名に1つのお花を置くことが多いのですが、華やかにみせたいというご希望があったので、2人に1つのお花をおいて演出をしました。

 

グリーンをメインに黄色がアクセントになった装飾です。10名がけの長いテーブルに、グラスとグラスの間に大小様々なお花を置いて装飾しました。白いクロスとショートプレートに黄色がとてもはえますね。

 

こちらは白+グリーンのみで装飾しました。透明な小さい花瓶に2輪だけの白い花、高さのある透明な花瓶に白+グリーンのボリュームのある花、花だけ、白いキャンドルを組み合わせてコーディネートしました。長いテーブルの中央に長いクロス(ランナー)を引いて、引き締めのアクセントになります。ランナーの色や柄はたくさんあるので、お花と相性のいいものをフローリストと相談して決めていきましょう。

 

高低差のあるガラスの器を使ったピンクをメインにした装飾です。この日は15名の親族だけの会食と60名の会費制パーティーの2部制。1回ずつお花を変えるのは予算もかかってしまうしお花ももったいないので、再利用できるように作りました!会費制パーティーでは高い器と低い器が1セットになって円卓を彩りました♡

 

 

円卓を使ったテーブルコーディネート例

■円卓のテーブルを使ったコーディネート例

 

円卓を使ったコーディネートをする時のポイントは

・テーブル中央に装花を置くので、ゲスト同士の顔が隠れないように配慮する

・花以外の装飾をしたい場合は、花を中心として装飾をすること

・フォーマルなスタイルになりやすいので、カジュアル希望の場合はクロスなどで変化をつけること

円卓の中央に大きなガラスの器を置き、中に赤い花をギッシリと詰めたとても華やかな装飾です。器の周りの赤い花びらもアクセントになって、白いテーブルクロスの上にとてもはえています。この色味は秋冬におススメですが、ガラスの器はオールシーズン使えるので、例えば夏には、ガラス玉やビー玉を入れて涼しく装飾したり、ひまわりやビタミンカラーの明るい装飾を取り入れるだけで十分雰囲気が出ます。

 

こちらもガラスの器を使った装飾ですが、花が器がから出ているのがポイントです。みずみずしさと春らしいパステル調の花で爽やかに仕上げています。周りのキャンドルも花と同じような淡いピンクでまとめています。このキャンドルは、キャンドルリレー用のもので、新郎新婦からもらった火を灯し演出します。持ち帰りができるキャンドルなので、記念になりますね。

 

花瓶に白い花とグリーンだけのシンプルでスタイリッシュな印象の装花です。花が小ぶりになると寂しい印象になってしまうので、適度な大きさのものをチョイス。花瓶ごと持ち帰りができるタイプなので、ゲストからも好評でした。